R大器晩成

日々感じたこと、考えていることを毎日1記事にして出していきます。誰かの為になれば幸いです。

この世からジムがなくなった話

この世からジムがなくなった

現実を認められないもの、泣くもの、これは夢だというもの、様々な人間模様だった

 

 

アルはジムがこの世にきっと戻ってくると信じて待つことにした

でも数日たってもいっこうにジムは戻ってこない

 

気づけば

 

「なぜジムはこの世からなくなったんだ」

 

と愚痴をこぼすようになった

 

愚痴をこぼすだけで何かが報われると信じていたから

 

 

 

 

 

一方ゴメスはジムがなくなったと知ったその日は

ショックで寝込んでしまった

 

 

でも次の日には

 

ジムはこの世から消えたと事実を認め

 

そして代わりのものはないのかと考え始めた

 

 

 

考えつくことは試そう!そして色んな考えをめぐらせ、行動に移そうとした

 

 

山に登ったら下半身強化になるかな?

次の日は山に出かけた

 

家にトレーニング器具を揃えたらジムがなくてもトレーニングできる?

さっそく街に出掛けて、器具を調達しに出掛けた

 

サーキットトレーニングは?

器具がなくても心拍機能・筋肉量がアップできると思いその日からサーキットトレーニングを試した

 

自重トレの回数を増やしたら?

今まで自重トレ3セットだったのを5セットに変更してみた

 

などなど考えつくものはすべてひとつひとつ試す日々を繰り返した

 

何かジムの代わりになるものはないか

これが口癖になっていた

 

 

考え、試すことはゴメスにとって苦痛ではなかった

 

むしろ楽しかった

 

 

 

結局、アルとゴメスの住む世界にはジムは戻ってきた。

 

もちろんなくなる前のとおり、ジムはこの世界に存在を取り戻した

 

すべては元通りになった…

 

 

でもゴメスには一つだけ元通りにならなかったことがある

 

 

それは

 

 

自分自身で考え、試すこと

 

 

 

 

その素晴らしいさを知ることができたこと

 

 

 

世界にジムが戻るまでたくさんの体験をしたゴメスは2つのことをまなんだ

 

 

 

現状に不満を言っても変わらないこと

 

 

現状をありのままを認め、考えをめぐらせ試すこと

 

 

 

 

 

ゴメスは以前より勇敢でたくましい顔つきに変わっていた

 

ジムがいつこの世からジムがなくなろうと、もう大丈夫だと安心して暮らせるようになった

 

だって

 

ゴメスはジムがなくなっても工夫できる術を学んだから

 

 

 

アルとゴメスのお話でした。おしまい